すっぽんの生き血の効能とは?飲み方まで解説!

専門店などのすっぽん料理のフルコースで一番始めに振る舞われるのが生き血です。
普段はあまり口にする機会はありませんが、すっぽんの生き血とはどのようなものなのでしょうか?
生き血の効能、成分、飲み方などすっぽんの生き血に関するさまざまな情報をお教えします。

すっぽんの生き血とは?

すっぽんの生き血は、すっぽんをさばいた際に得られる新鮮な血液のことです。
一匹から20~30ml程度しか採れない貴重なもので、専門店などではコース料理のうちの一品として提供されることがあります。
自分ですっぽんをさばくことができる方は、自宅でも採取することが可能です。

すっぽんの他の部位と同じように健康や美容への効果が期待され、サプリメントや栄養ドリンクの原料にもなっています。

生き血の効能

すっぽんの生き血は、顔面神経痛、慢性疾患による微熱、脱肛(いぼ痔)、骨間接結核に効果があるとされています。
飲むとすぐに体がカッと熱くなって、ぽかぽかとするという人もいるようです。

生き血の成分

生き血の成分について詳しく分析されたデータはありませんが、鉄分、ミネラル、アミノ酸、ビタミンなどの栄養素が含まれているといわれています。

生き血の飲み方

すっぽんの生き血はそのままでは血生臭さや飲みづらさがあります。
お酒が飲める方は日本酒やホワイトリカー、ワインなどのアルコール度数の高いお酒で割るとよいでしょう。
そうすることで血液の凝固を防いで保存性も高めることができます。
ただし、何日も保存できるわけではありませんので採取した生き血はなるべく早く飲むようにしましょう。

お酒が飲めない方はオレンジジュース、りんごジュースなどのジュースで割るのがおすすめです。

食中毒に注意する

これまでに、すっぽんの生き血などが原因とみられる食中毒の発生事例があります。
保健所の発表によると、2007年に飲食店ですっぽん鍋や生き血を摂取した客のうち8人が食中毒症状を訴え、生き血や甲羅などからサルモネラ菌が検出されたということです。

以前にも、すっぽんからナグビブリオというコレラ毒素を生み出す食中毒菌が見つかったことがあります。
寄生虫がいる可能性もありますので、生き血を飲む際には十分注意しましょう。

[出典]
すっぽんの血を飲んで得られる効果

※当サイトでは生き血を飲むことを推奨しているわけではありません。